先日、あすなろさんがあげていらした感想に対する返信というわけでもないですけれど

はじめに

先日、あすなろさんが、私が勝手に書いた長編小説に感想ツイートをしてくださいました
それに対する返信というわけでもないですけれど、せっかくなので私の方からもいくつか。

なお、執筆者が自著を解説というのも無粋なのでしょう。
そもそも、あの作品、まだ公開しているわけでもないのですし。
そのため、あくまでも一般論的に、内容に言及しない形を意識して書きます。

ちなみに、ツイートしようとも思ったのですけれど、文章が長くなりすぎました。
TLを圧迫してしまうのも忍びないので、途中からブログ向けに書き直しています。

……一応、文章の書き方は使い分けていますからね。
結果的に、全部書き直すほどの勢いだということは、ここだけの秘密。


1、全体を通して

『ディンドラ』二次創作長編は原則、視点固定です。
その制約上、書けない場面が多々ありました。
ただ、制約があったからこそ、作品としてまとまったかなという面もあります。

小説を書くときは、視点を意識することが大切ですよね。
『作品が完結しない』『作品にまとまりがない』という場合は、特にそうです。
ハウツー本でもよく言われるらしいですけれど、確かに真理ではあります。

なお、視点固定の小説は、あくまでも視点人物の主観的真実です。
そのため、基本的には事実とわずかにずれていることがあります。
他人の心情は推測形であり、本当はそんなこと思っていない可能性はあります。
何らかの意図がない限り、私は他人の心情を断定調で書くことはありません。
「地の文で嘘を書くな」と言われるのも嫌ですしね。
私自身、そういう文章を見たら私はそっと本を閉じるようにしています。

何か、私、国語の先生みたいなこと言っていますね。
……私、理系なのに。


2、メディアの違い

また、アニメと小説の違いを意識すると、物語や設定に変質が起こり得ます。
「あすなろさんはこういうつもりだろう」と分かっていても、あえてそれから外している箇所は多いです。
要は、小説に合わせて設定を変えたり、解釈を変えたりしているわけなのですよ。

それこそ「ルクスに自我が芽生えるのは『フルメタ』のアルぐらいの時期かな」とは思っていました。
アニメ化されたものだと三期の最後の方、原作でも前半の山場(短編集含めて一〇巻目)です。
実際、短編を出したときにあすなろさんが「自我が芽生えるのは~」というツイートをされているわけです。
ですから、結果的に私の読みは当たっていのでしょう。
でも、今回はそれが分かっていながらも、あえてそうしませんでした。
それというのも、こちらは小説で、そもそも想定している物語の長さが違いますしね。

その代わりにエンジェルハイロウの話を後ろに回しました。
そういえばその辺りの設定に関しても、私が思っていたとおりの会話がTLで流れていましたね。
「エンジェルハイロウとルクスの関係はガリオンとエレボスの関係~」というような会話だったと思います。
けれど、こちらも展開の都合上、入れる余地がなかったですね。
一応、それとなく伏線を張っていますけれど、多分、普通に読んでいたら気付かないです。

ちなみに、『エンジェルハイロウを装備したことでルクスに自我が』という構想もありました。
これはこれで、合理的な仕組みを考えていたのですけれどね。
人工知能系の話は得意分野なので、納得させてしまうだけの説明は出来ました。
この物語がルクスに焦点を当てた話なら、迷わず採用していたのですけれどね。
今回はそうでないので、しぶしぶパスしました。


3、テーマを絞ったゆえに

それこそ、小説というメディアの表現方法を考えると、テーマは絞った方が有利です。
なので、他のいくつかの構想も没にしたりぼかしたりしています。
物語を見る際、そうした著者からのサインを見逃さないようにすると理解が深まりますよね。
もちろん、私のに限らずですよ?

……なんかこんな事書いていると、本当に国語の先生になった気分です。

同様に「アニメならこの表現はないな」と思いながら書いている描写も多いです。
「アニメならこの台詞は別人が口にしているハズ」とか、「戦闘演出はもっと違う」とか。
それこそ、今回私が書いた作品をそのまま脚本に起こしたりしたらマズいです。

もし、私自身が脚本を書くとしても、絶対にそんなことはしません。
逆に言うと、脚本として書かれた文章は、私などは小説のように楽しめません。
なので、RPGリプレイとかも読めなくはないですけれど苦手ですね。


4、キャラが動き出しました(予想外なまでに)

また、作者の思い通りにキャラが動かないときが多かったです。
アスナなんかは、思っていたよりもしっかりした子になっていましたね。
……でも、そんなことよりも何よりも、オリトが全然想定通りの行動をしてくれませんでした。

あすなろさんも述べていた、アスナの呼び名の話。
あれ、本当はもっと前でやるはずだったのですよ。
なのに、彼ったらせっかくのタイミングであんなことやこんなことを……。

ちなみに、欲望をさらけ出すとオルトロスの擬人化希望。
『例のシーン』は擬人化していない方が良いと思います(真顔)。


また、オリト撃墜の描写は当初から淡泊にする予定でした。
劇的な死というのが嫌いな性分なので、あっさり殺すのが好きです。
拙作の『機兵少女フリージア』なんか、その典型でしょうか。
現実の死というのはそういうものですし、劇的な演出をすると作り物めいていていますから。
『Zガンダム』のカミーユ精神崩壊の下りなんかが、私が理想とする死の描写です。

もちろん、伏線はちゃんと張らないとご都合主義になるので、そこは注意しています。
そういう意味では、呼び名の話が最終話冒頭に来たのは、予定外ですが上手くはまったかと。


おわりに

ただ、最終章辺り、結構無理して書いた面があります。
何だかんだ言って、オリトを殺すのが嫌だったのでしょうね、私も。
そういえばオリトの義手設定は「撃墜された後にこれだけ残るんだろうな」とは初めから思っていました。
けれど、それをしなかったのも、今思えば「オリト死亡が確定してしまう」と思ったからでしょうか。
……まあ、どこぞの少佐のヘルメットよりは、生存可能性が残りますけれど。

また、最後に登場する唯一の名前つきオリジナルキャラについて。
これも、本当は出し方に納得いっていません。
伏線は張っていますし、オリトというキャラが勝手に動いたからこそ発生したキャラではあります。
でも、出てくるタイミングはあれはベストではないのですよ。
そもそも、別の場所で(コメディ的に)出す予定だったのですし。

そもそも、あれって、二次創作でやると不味いことのひとつなのですよね。
不用意にオリジナルキャラを出すというのは、「誰だこいつ」という感覚が非常に強い。
もし出すのだとしても、視点人物にするなり物語の最重要人物にするなりが必要です。
あるいはいっそ、名無しにするべきなのでしょう(ちなみに他のオリキャラはそうです)。

なお、ディーンドライブの描写は長曾禰虎徹さんのイラストに影響を受けていないとは言いません。
ただ、あえてそれとは違うイメージで書いている部分は多くあります。
それこそ、小説というメディアの表現方法もありますし、個人的な趣味という意味合いもあります。

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2014.07.20 | | Comments(0) | Trackback(0) | 感想など

『メカつく』企画書の書評(その2)

先日の続き
六作品中、後半の三作品についてです(以下敬称略)。

以下、追記で。


【“『メカつく』企画書の書評(その2)”の続きを読む】

2014.06.16 | | Comments(0) | Trackback(0) | 感想など

『メカつく』企画書の書評(?)

先日記事にした公募について、私なりの見解です。
なお、これは個人の感想ですので、その点はご了承ください(以下敬称略)。

以下、追記で。


【“『メカつく』企画書の書評(?)”の続きを読む】

2014.06.15 | | Comments(0) | Trackback(0) | 感想など

『彼女はワロスの盟主さま』読了&感想

相互リンクをさせていただいている、光野鈴さんのデビュー小説『彼女はワロスの盟主さま』を購入、読了しました。

先日の『MOVIE大戦アルティメイタム』を見てきたついでに、近くの紀伊国屋書店で買ってきたのですけれど、山積みになっていたものが半分以上は減っていましたね。
在庫数の関係もあるのでしょうけれども、具体的には『バッカーノ』よりも、減っていた感じです。

以下、追記にて感想です。




【“『彼女はワロスの盟主さま』読了&感想”の続きを読む】

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2012.12.13 | | Comments(0) | Trackback(0) | 感想など

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プロフィール

久遠未季

Author:久遠未季
ファンタジア大賞第24回後期で四次選考落選……が最高にして、唯一書ける応募歴。小説を書き始めたのは2005年3月頃からですから、才能があるわけではなく、単純に諦めが悪いだけですね。最近は三次落ちなども、ちょろちょろありますが、割愛。

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