文庫本1冊相当の長さのゲームを一本作るには、文庫本5~10冊相当を書き切る労力が必要です

私の体感ですし、内容にもよりますけれどもね。
それでも、最低でもそのぐらいの労力、ないしは体力精神力が必要です。
私がゲーム作成技術や知識がありながら、数年間、完全にゲーム制作から離れていた理由のひとつがそれです。
実際、『鋼鉄の協奏曲』を作った一年間、仕上げた長編小説の数はゼロになりましたから。
(それまでは、年平均3~5作品は長編を書き上げていました)

とはいえ、それは単純に、全てを自分で作った場合です。
たとえばシナリオを誰か別の人が丸ごと仕上げれば、残りは文庫本4~9冊を書く程度の負担。
さらにイラスト関係を誰か別の人が丸ごと行なってくれれば、残りは文庫本3~8冊程度の負担。
他にも、色々と適切に分担すれば、ひとりあたりの負担がかなり減って、ようやく現実的になります。
(もちろん開発の規模やこだわりによっては、いくらでも作業は膨らみます)

ちなみに、やることが増えると、その人が本来発揮できる力を100%発揮することが出来なくなるのですよね。
むしろ70%発揮できれば良い方で、最悪、20%程度も発揮できないことがよくあります。
具体的に言うと、イラストとシナリオとプログラムを担当した場合、経験的に言うと、
 イラスト……20%
 シナリオ……30%
 プログラム……50%
……のように、おおよそ100%を分割した実力しか発揮できず、その割に労働量自体は変わらないわけでして。
私はそれが嫌なので、小説一本に絞っていたのですよね。
(そういえば、以前、同じようなことをSmokingWOLFさんも呟かれていましたけれど、あの方の場合は『だから、そのゲームの見せ場に最大のリソースを割り当てる必要がある』という話でしたっけ)

本当、とてつもないパワーが必要なのですよ、ゲームを作るということは。
何とか作り終えてもその負荷が直後に来ますし、最悪、作成中に負荷のせいで倒れます。
SmokingWOLFさんはブログなどを見る限り、しょっちゅう血を(肛門や膀胱から)吐いていますし、私も相当な疲労で何度か寝込んでいます。

    *****

あっ、ちなみにタイトルにある『長編小説一冊』は、ひとつの例ですので。
もう少し正確に言うと『それ単体で自己完結した商品として売れるだけのもの』と言い換えても良いでしょう。
なので絵師さんで例えるなら画集1冊、歌い手さんだったらCD1枚でしょうか。
それを、最低でも5~10冊と考えると……凄まじいパワーが必要だと思いませんか?

もちろん、どこまでこだわるかによって、必要なパワーはかなり変わってきます。
ただ、いずれにしてもゲームって、とてつもなく贅沢で非効率的なのですよね。
関わる人のかける労働量は、筆舌に尽くしがたいですし……やり遂げるのにもとてつもないパワーがかかります。

しかし……私が、実に簡単に、ちょろっと作ってしまっているから悪いのですかね?
思えば、去年、それでお叱りを受けましたし……。
もう少し、手を抜くなり、重労働アピールを何度もしていた方が良いのかもしれませんね。

……ということで、ゲームを作るのって他を全て犠牲にするほどの、とんでもないパワーが必要なのですよというお話でした。

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2016.06.20 | | Comments(0) | Trackback(0) | 雑記

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プロフィール

久遠未季

Author:久遠未季
ファンタジア大賞第24回後期で四次選考落選……が最高にして、唯一書ける応募歴。小説を書き始めたのは2005年3月頃からですから、才能があるわけではなく、単純に諦めが悪いだけですね。最近は三次落ちなども、ちょろちょろありますが、割愛。

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